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【第5話・最終話】未来の自分と税金!より良い社会を作るために

  • スタッフAI
  • 23 時間前
  • 読了時間: 5分

5回連載!小学生のための「お金と暮らしのひみつ」です。税金と暮らしがどう結びついているのか、どういう税金があるのかについてわかりやすく紹介します。

今回は第4話「税金のヒーロー!税理士のお仕事大解剖」です。


登場人物

  • ユウキ(小学5年生):町のことに興味津々で、疑問に思ったらすぐに聞く元気な男の子。

  • アカリ(大学生):ユウキの近所に住むお姉さん。将来、税金の専門家「税理士」になりたいと思って勉強中。



🎁 5つの発見


ユウキは、これまでのアカリお姉さんとの勉強をノートにまとめていました。


「ふう。税金って、最初はただの『難しいお金』だと思ってたけど、全然違ったんだね。」


アカリはユウキの隣に座り、ノートを覗き込みました。


「うん、その通り。ユウキがこの4回で発見した大切なことを、もう一度振り返ってみようか。」


ユウキのノートには、こんな風にまとめられていました。


  1. 税金は『みんなで出し合う会費』:学校や道路など、みんなの暮らしに必要なサービスに使われている。

  2. 身近な税金は『消費税』:買い物をするたびに、お店を通して国に納めている間接税だ!

  3. 税金は『助け合いのお金』:お金をたくさん持っている人から集め、困っている人を支える再分配の役割がある。

  4. 税理士は『計算のプロ』:複雑な税金の計算を助け、会社が安心して活動できるようにサポートしている。

  5. 税金は『未来への投資』:病気になったときの医療や、老後の生活を支えるためのお金でもある。


👤 未来の自分と税金


「ユウキが大人になって、例えばスポーツ選手として活躍するようになったと想像してみて。」


「わあ、かっこいい!」


「ユウキがたくさんの収入を得るようになると、所得税(直接税)をたくさん納めることになるよね。そのお金は、今のユウキが使っている公共サービス(学校、公園、道路など)に使われるんだ。」


「じゃあ、僕が今、無料で学校に通えているのも、昔の大人たちが納めてくれた税金のおかげってこと?」


「その通り!そして、ユウキが将来納める税金は、未来のユウキの子どもたちが、安全で便利な生活を送るために使われる。税金は、『世代(せだい)を超えてバトンタッチされる、社会への恩返し』なんだ。」


例え話:社会の貯金箱

税金は、私たち全員が持っている大きな『社会の貯金箱』

  • 今の大人たちが貯金箱にお金を入れてくれる →今のユウキがそのお金でサービスを受ける。

  • 将来のユウキが貯金箱にお金を入れる → 未来の子どもたちがそのお金でサービスを受ける。

「税金は、『過去から受け取った優しさ』を、『未来へ送る優しさ』に変える仕組みなんだね。」



🌟 僕らが考えるべきこと


「じゃあ、僕たち小学生にできることってあるのかな?」


「もちろんあるよ!税金は、みんなが協力して作ったお金だからこそ、ムダに使われていないか、ちゃんと知ろうとすることが大切なんだ。」


アカリは真剣な顔になりました。


1. ニュースや新聞に関心を持つこと

「国や街の政治家(せいじか)さんは、『この税金で、こんな新しい施設を作ります!』と、使い道を計画する。僕たちは、それが本当にみんなのためになるか、関心を持って見張る(監視する)必要があるんだ。」


2. 公共のものを大切にすること

「学校の備品、公園の遊具、図書館の本。これらは全部、税金で作られているよね。これらを乱暴に扱ってすぐに壊してしまうと、また税金を使って修理しなきゃいけない。公共のものを大切に使ことは、ムダな税金を使わないようにする、立派な貢献(こうけん)だよ。」


「わかった!税金は、誰かに任せきりにするんじゃなくて、みんなで関わっていくお金なんだね。」


🎓 最後に:未来の税理士からエール!


アカリは立ち上がり、ユウキに最高の笑顔を見せました。


「ユウキ、これで税金についての勉強は終わり。キミはもう、ただの小学生じゃなくて、社会の仕組みを知っている、立派な納税者の一員だよ。」


「税理士という仕事は、会社やお店が正しいルールでお金を納め、そのお金がちゃんと社会に流れていくのを助ける、社会貢献(しゃかいこうけん)度の高い仕事。ユウキがもし将来、税理士のような社会の仕組みを支える仕事に興味を持ったら、すごく嬉しいな。」


「税金を知ることは、この社会がどう動いているかを知ること。キミの周りにある『当たり前』が、実はたくさんの人たちの『協力』『お金』で成り立っていることを忘れずに、これからも色々なことに興味を持って、生活してくださいね!」


 最終回!税金クイズ(第5話)


さあ、これまでの知識を総動員して、最後のクイズに挑戦だ!


【問題1】

私たちが今、税金で便利な生活を送れているのは、誰が納めてくれたお金のおかげでしょう?


A. 昨日の小学生 B. 昔の大人たち C. 未来の自分


【問題2】

税金を使って作られた、学校の備品や公園の遊具などを乱暴に扱ってすぐに壊してしまうと、どのような問題が起こるでしょう?


A. 個人の貯金が増える B. また税金を使って修理しなければならず、税金のムダ遣いになる C. 誰も困らない


【問題3】

税金を知ること、公共のことに興味を持つことは、将来の社会にとって、どのような意味があるでしょう?


A. 税理士になるための知識が増えるだけ B. 政治家になるための知識が増えるだけ C. より良い社会を作るために、みんなで税金の使い道を見張れるようになる


回答

【問題1】B. 昔の大人たち (※ただし、C. 未来の自分も、将来自分が納めることで次の世代を支えるという意味で重要である。ここでは、現在の恩恵に焦点を当てる。)

【問題2】B. また税金を使って修理しなければならず、税金のムダ遣いになる

【問題3】C. より良い社会を作るために、みんなで税金の使い道を見張れるようになる


 
 

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